#24 オリーブツグミ

日本に、わたしに似てるのがいるらしい。  



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オリーブツグミ
Olive Thrush
(Turdus Olivaceus)

写真提供:THE FLACKSさん(無断コピーはお控えください)
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THE FLACKS Photography


鳥のたまごって?

写真提供: Nottsexminerさんhttp://www.flickr.com/photos/nottsexminer/6865812158/




これはおなじツグミ属の仲間の卵です。
青地に斑点模様 気味悪い?



オリーブツグミは
ウガンダのどこで見られるの?

オリーブツグミはアフリカ大陸の東部と南部に分布しています。
ウガンダでは東西。例えば南西部エチュヤ森林保護区と東北部で見られます。
今日も、たべごろ果実を探していることでしょう。






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#24 オリーブツグミ
Olive Thrush (Turdus olivaceus)


こんにちは NFA バードポッドキャスト、アフリカ、ウガンダから田中加奈子がお伝えします。
今日ご紹介するウガンダの鳥は、オリーブツグミです。

同じツグミ属に日本ではアカハラというのがいるんですけど、それと鳴き声がよく似てますね。
見た目も似ています。
頭から尾にかけてがオリーブ色というか、濃い灰色、嘴と目の周りが黄色です。
アカハラはアカハラって名前がつくくせにお腹の中心部分が白いんですが、このオリーブツグミは全体的にオレンジ色です。

若いオリーブツグミには胸からのどにかけてうろこのような斑点がありますが、大人になるにつれ、消えてゆきます。

この鳥は、東南アフリカに分布していて、ウガンダでは南西部と北東部の標高が高いところに分布しています。
おなじツグミ属では、アフリカツグミというウガンダ全体に分布しているのがいまして、これは毎朝わたしを6時半に起こしてくれます。

オリーブツグミは5m以上の高いところにお椀形の巣をつくって、だいたい2個から3個、青い卵を生むんだそうです。青い卵ってちょっと不気味ですよね。

よし、今日はここで鳥の卵のお話をしましょう。

鳥類はみな、卵を産んで温めてひなを育てます。

魚と違って、鳥の卵は親鳥の体重を支え、かつヒナが壊せる絶妙な固さのカラを持っていて、無脊椎動物や微生物から中のヒナを守る役割を果たしています。

形は卵形と表現されるように、丸いけれども一方の端が他方より尖っています。
巣を作らずに崖に直接産卵するウミガラスの卵なんかはより細長くできていて、転がしてもまっすぐ進まないんですね。円を描くようになっています。これは崖から転がり落ちる可能性を少なくする役割を果たしているんです。

そして、色もいろいろです。さきほどオリーブツグミは青い卵を産むと言いましたが、
うぐいすなんかはアーモンドチョコみたいで食べたくなりますし、ウミガラスなんかは色も模様もひとつずつ違っていたりします。
木のうろなどの暗いところに産卵する鳥は、白い卵を産むものが多くて、これは親鳥が暗闇で間違って卵を潰さないようにするためではないかと言われています。
そして、ツグミ類のように、茶色や黒の斑点がある卵を産むものもいて、これは木漏れ日で陰がチラチラするのにうまくとけ込んで、敵の目をあざむくカモフラージュ効果と言われています。
さらに、この斑点模様が卵のカラの強度を増しているんだそうです。

ただ、卵の色の理由についてはまだよくわかっていません。
鳥は人が見られる可視光線以外の波長もみることができるので、わたしたちの見た目で判断できない様な秘密があるのかもしれませんね。

以上、今回はオリーブツグミをご紹介しました。

NFA Bird Podcastこの番組はNational Forestry Authority と Nature Ugandaの協力でお伝えしました。

参考資料 
Bird of East Africa (Book),
鳥の雑学事典 山階鳥類研究所著
Ornithology, Frank B Gill著 

IUCN Red Data website,