ウガンダのねずみ小僧??
録音提供:Charles Hesseさん
ハイイロオオサンショウクイ
Grey Cuckoo-shrike
(Coracina caesia)
写真提供 動物写真家 秋山知伸さん
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ハイイロオオサンショウクイは
ウガンダのどこで見られるの?
ハイイロオオサンショウクイはウガンダ北東部、南西部の
標高の高いところ、例えばエチュヤ森林保護区で見られます。
今日もどこかで地味に毛虫を食べていることでしょう。
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#21 ハイイロオオサンショウクイ
Grey Cuckoo-shrike (Coracina caesia)
こんにちは NFA バードポッドキャスト、アフリカ、ウガンダから田中加奈子がお伝えします。
今日ご紹介するウガンダの鳥は、ハイイロオオサンショウクイです。
かわいいですね、なんか「来てよ来てよ」って呼ばれてるように聞こえます。
ハイイロオオサンショウクイは、スズメ目サンショウクイ科の鳥です。
サハラ砂漠以南のアフリカに分布していて、ウガンダでは北東部と南西部の標高が山間部に分布しています。
この鳥とっても地味でして、体全体が灰色なんです。
ネズミ小僧ですか?って聞きたくなってしまいます。
目が、真っ黒でまん丸していてかわいいんですよ。
白いアイラインのようなふちどりがあるので、ちょっと色っぽさすら感じてしまいます。
この鳥、くちばしも黒いんですが、これが頑丈で、先が鉤状にちょっとだけ曲がっているんです。
木の実も食べるそうですが、主に虫を食べている鳥で、毛虫なんかをこの鉤の部分でひっかけて食べているようです。
サンショウクイの仲間は、日本にも夏鳥としてやってくるものが1種類だけいて、リュウキュウサンショウクイといいます。
サンショウクイって面白い名前ですよね。
この日本語の名前、つまり和名の由来は、このリュウキュウサンショウクイの鳴き声が「ヒリリリ、ヒリリリ」と聞こえて、あの辛い山椒を食べたんじゃないかと思わせるからなんだそうです。
そんな風に言われると鳴き声が気になりますよね、ちょっと聞いてみてください。
うーん、どうですかね、「ヒリリリ」って、、わたしはノーコメントです。
このポッドキャストでは、和名で鳥を紹介していますが、世界に9000ぐらいいると言われている鳥のほとんどに和名がついています。
これってすごいことだなと思うんですね。
日本にいない生き物だとたいてい、哺乳類とか代表的な生き物にしか和名はついていないことが多いんです。例えば樹木なんかはウガンダでは英語の名前もついていないので、学名で呼びます。
でも、鳥の場合、日本にいなくて、アフリカのたとえばウガンダにしかいない鳥にも和名がついていたりするので、平伏してしまいます。
ちなみに、今使われている和名のほとんどは、江戸時代に定着していて、広く用いられていた和名を尊重して使っているんだそうです。
ただ、この番組で紹介しているような外国にしかいない鳥については、分類、見た目の色や形、学名、英名を参考にして、鳥の研究者さんがつけられた名前なんだそうです。
これまでご紹介したもの、たしかにキゴシヒメゴシキドリだの、キバシオナガゴシキドリだの見たまんまやないかとつっこみたくなる名前がついていましたが、これは、使い手が混乱しないように学者さんが配慮してつけてくださったんだなと納得しました。
ただ、自分が鳥だったら、なんて名付けられていいただろうかと想像すると、ちょっとおそろしい気がします。
以上、今回は、ハイイロオオサンショウクイをご紹介しました。
NFAバードポッドキャスト、この番組はNational Forestry Authority と Nature Ugandaの協力でお伝えしました。
参考資料 Bird of East Africa (Book),
鳥の雑学事典 山階鳥類研究所著
The secret life of birds, Colin Tudge (日本語版:鳥 優美と神秘、鳥類の多様な形態と習性 黒沢令子さん訳)
IUCN Red Data website,
The Birder's Handbook stanford(Paul Ehrlich, David Dobkin, and Darryl Wheye. 1988. Simon and Schuster, New York)
Grey Cuckoo-shrike (Coracina caesia)
こんにちは NFA バードポッドキャスト、アフリカ、ウガンダから田中加奈子がお伝えします。
今日ご紹介するウガンダの鳥は、ハイイロオオサンショウクイです。
かわいいですね、なんか「来てよ来てよ」って呼ばれてるように聞こえます。
ハイイロオオサンショウクイは、スズメ目サンショウクイ科の鳥です。
サハラ砂漠以南のアフリカに分布していて、ウガンダでは北東部と南西部の標高が山間部に分布しています。
この鳥とっても地味でして、体全体が灰色なんです。
ネズミ小僧ですか?って聞きたくなってしまいます。
目が、真っ黒でまん丸していてかわいいんですよ。
白いアイラインのようなふちどりがあるので、ちょっと色っぽさすら感じてしまいます。
この鳥、くちばしも黒いんですが、これが頑丈で、先が鉤状にちょっとだけ曲がっているんです。
木の実も食べるそうですが、主に虫を食べている鳥で、毛虫なんかをこの鉤の部分でひっかけて食べているようです。
サンショウクイの仲間は、日本にも夏鳥としてやってくるものが1種類だけいて、リュウキュウサンショウクイといいます。
サンショウクイって面白い名前ですよね。
この日本語の名前、つまり和名の由来は、このリュウキュウサンショウクイの鳴き声が「ヒリリリ、ヒリリリ」と聞こえて、あの辛い山椒を食べたんじゃないかと思わせるからなんだそうです。
そんな風に言われると鳴き声が気になりますよね、ちょっと聞いてみてください。
うーん、どうですかね、「ヒリリリ」って、、わたしはノーコメントです。
このポッドキャストでは、和名で鳥を紹介していますが、世界に9000ぐらいいると言われている鳥のほとんどに和名がついています。
これってすごいことだなと思うんですね。
日本にいない生き物だとたいてい、哺乳類とか代表的な生き物にしか和名はついていないことが多いんです。例えば樹木なんかはウガンダでは英語の名前もついていないので、学名で呼びます。
でも、鳥の場合、日本にいなくて、アフリカのたとえばウガンダにしかいない鳥にも和名がついていたりするので、平伏してしまいます。
ちなみに、今使われている和名のほとんどは、江戸時代に定着していて、広く用いられていた和名を尊重して使っているんだそうです。
ただ、この番組で紹介しているような外国にしかいない鳥については、分類、見た目の色や形、学名、英名を参考にして、鳥の研究者さんがつけられた名前なんだそうです。
これまでご紹介したもの、たしかにキゴシヒメゴシキドリだの、キバシオナガゴシキドリだの見たまんまやないかとつっこみたくなる名前がついていましたが、これは、使い手が混乱しないように学者さんが配慮してつけてくださったんだなと納得しました。
ただ、自分が鳥だったら、なんて名付けられていいただろうかと想像すると、ちょっとおそろしい気がします。
以上、今回は、ハイイロオオサンショウクイをご紹介しました。
NFAバードポッドキャスト、この番組はNational Forestry Authority と Nature Ugandaの協力でお伝えしました。
参考資料 Bird of East Africa (Book),
鳥の雑学事典 山階鳥類研究所著
The secret life of birds, Colin Tudge (日本語版:鳥 優美と神秘、鳥類の多様な形態と習性 黒沢令子さん訳)
IUCN Red Data website,
The Birder's Handbook stanford(Paul Ehrlich, David Dobkin, and Darryl Wheye. 1988. Simon and Schuster, New York)