ベレー帽がかわいい、森のドリル職人
アフリカヤマゲラ
Tullberg's woodpecker
(Campethera tullbergi)
写真提供 Nick Athanasさん
ニックさんのベストショットたちをもっと見る→ http://antpitta.com/
キツツキの舌って、、??
キツツキの仲間は、なが〜〜い舌を持っています。 |
アフリカヤマゲラは
ウガンダのどこで見られるの?
アフリカヤマゲラはウガンダ西部のエチュヤ森林保護区で見られます。
今日もどこかで、ドリルして虫をさがしていることでしょう。
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#20 アフリカヤマゲラ
こんにちは NFA バードポッドキャスト、アフリカ、ウガンダから田中加奈子がお伝えします。
今日ご紹介するウガンダの鳥はアフリカヤマゲラです。
ウーン、こんなこと言うのなんですが、今までとりあげてきた中で一番地味な鳴き声ですね。
アフリカヤマゲラはキツツキ目キツツキ科の鳥です。キツツキの鳴き声ってこんなもんかもしれませんね。
キツツキ科の鳥は大きいのも小さいのも含めて15種類がウガンダでは観察されています。
どれも背中が緑茶のような色をしているんですね。
見分けのポイントは、おなかの模様が水玉模様だったり、たてや横の縞模様だったりして、微妙に違うところと、頭の部分がベレー帽をかぶっているような配色なんですが、この部分の色と模様が異なります。
このアフリカヤマゲラ、おなかの部分はオスメスどちらも緑茶色の横縞模様ですが、ベレー帽の部分がオスとメスで異なっていて、メスは全体的に赤いですが、オスは黒地に白の水玉模様のベレー帽で後頭部が赤くなっています。
キツツキの仲間は、名前のとおり木をつついて、虫を食べているわけですが、木の幹をつつきながら移動するなんて、ちょっと他の鳥にはできないことができるわけで、体つきが他の鳥と違います。
ひみつは足と尾っぽにあります。
鳥の足の指って前3本、うしろ1本なんですが、キツツキの仲間の足は、前2本後ろ2本でアルファベットのKの字のような形をしています。さらに尾羽がほかの羽と比べるとかなり固めにできていて、この二本の下向きの指と尾羽で体を支えているんです。
さらに舌にも秘密があります。
キツツキは舌と骨と書いて舌骨と呼ぶ柔らかくて長い骨を持っているんです。
この骨は嘴の上の部分から始まって後頭部をぐるっと一回りして口から出てくるような長さで、さきっちょはカギのようにギザギザな形状をしています。
虫を捕る時は、木の幹を叩きながら、虫がいるかどうか自分が叩く音で聞き分けて、虫がいたら、穴をあけて、この長い舌をチュルっと飛ばして、ギザギザ部分で虫を引っ掛けて食べる。というわけなんですね。
この話をすると「吹き戻し」っていうおもちゃ、あの、口にくわえてヒュ−と吹くとスルスルと伸びた後、吹くのをやめると先からクルクルと戻ってくるやつを思い出すのはわたしだけでしょうか。
あ、でもあれってキツツキじゃなくてカメレオンをイメージしているんですかね?
以上、今回は、アフリカヤマゲラをご紹介しました。
NFAバードポッドキャスト、この番組はNational Forestry Authority と Nature Ugandaの協力でお伝えしました。
こんにちは NFA バードポッドキャスト、アフリカ、ウガンダから田中加奈子がお伝えします。
今日ご紹介するウガンダの鳥はアフリカヤマゲラです。
ウーン、こんなこと言うのなんですが、今までとりあげてきた中で一番地味な鳴き声ですね。
アフリカヤマゲラはキツツキ目キツツキ科の鳥です。キツツキの鳴き声ってこんなもんかもしれませんね。
キツツキ科の鳥は大きいのも小さいのも含めて15種類がウガンダでは観察されています。
どれも背中が緑茶のような色をしているんですね。
見分けのポイントは、おなかの模様が水玉模様だったり、たてや横の縞模様だったりして、微妙に違うところと、頭の部分がベレー帽をかぶっているような配色なんですが、この部分の色と模様が異なります。
このアフリカヤマゲラ、おなかの部分はオスメスどちらも緑茶色の横縞模様ですが、ベレー帽の部分がオスとメスで異なっていて、メスは全体的に赤いですが、オスは黒地に白の水玉模様のベレー帽で後頭部が赤くなっています。
キツツキの仲間は、名前のとおり木をつついて、虫を食べているわけですが、木の幹をつつきながら移動するなんて、ちょっと他の鳥にはできないことができるわけで、体つきが他の鳥と違います。
ひみつは足と尾っぽにあります。
鳥の足の指って前3本、うしろ1本なんですが、キツツキの仲間の足は、前2本後ろ2本でアルファベットのKの字のような形をしています。さらに尾羽がほかの羽と比べるとかなり固めにできていて、この二本の下向きの指と尾羽で体を支えているんです。
さらに舌にも秘密があります。
キツツキは舌と骨と書いて舌骨と呼ぶ柔らかくて長い骨を持っているんです。
この骨は嘴の上の部分から始まって後頭部をぐるっと一回りして口から出てくるような長さで、さきっちょはカギのようにギザギザな形状をしています。
虫を捕る時は、木の幹を叩きながら、虫がいるかどうか自分が叩く音で聞き分けて、虫がいたら、穴をあけて、この長い舌をチュルっと飛ばして、ギザギザ部分で虫を引っ掛けて食べる。というわけなんですね。
この話をすると「吹き戻し」っていうおもちゃ、あの、口にくわえてヒュ−と吹くとスルスルと伸びた後、吹くのをやめると先からクルクルと戻ってくるやつを思い出すのはわたしだけでしょうか。
あ、でもあれってキツツキじゃなくてカメレオンをイメージしているんですかね?
以上、今回は、アフリカヤマゲラをご紹介しました。
NFAバードポッドキャスト、この番組はNational Forestry Authority と Nature Ugandaの協力でお伝えしました。
参考資料 Bird of East Africa (Book),
IUCN Red Data website,
The Birder's Handbook stanford(Paul Ehrlich, David Dobkin, and Darryl Wheye. 1988. Simon and Schuster, New York)
IUCN Red Data website,
The Birder's Handbook stanford(Paul Ehrlich, David Dobkin, and Darryl Wheye. 1988. Simon and Schuster, New York)