ノドグロミツオシエ
Greater Honeguidev
(Indicator indicator)
写真提供 秋山知伸さん 動物写真家
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ノドグロミツオシエは
ウガンダのどこで見られるの?
ノドグロミツオシエはウガンダ国内のいろんな森で見かけられます。
今日もどこかではちみつの場所を教えていることでしょう。
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#19 ノドグロミツオシエ
#19 ノドグロミツオシエ
こんにちは NFA バードポッドキャスト、アフリカ、ウガンダから田中加奈子がお伝えします。
今日ご紹介するウガンダの鳥はノドグロミツオシエです。
これは木の一番上にとまって鳴いているときの声です。心地よい鳴き声ですねー
ノドグロミツオシエはキツツキ目ミツオシエ科の鳥です。
このミツオシエという名前がおそらくとても気になるところだと思いますが、その説明はちょっともったいぶってあとにします。
ミツオシエ科の鳥はアフリカではサハラ砂漠より南側の地域に約15種類分布しています。
オーリーブ色や茶色をしていてどれもものすごい地味ではありますが、尾羽の両端が白いラインで縁取られているのが特徴で、飛んだ時にそれが目立ちます。
このミツオシエ科の鳥はすべて、托卵するんですが、生まれたばかりのときは、くちばしがカギ状になていて、その先の部分でつついて他のヒナを殺すんですね。
そしてそのくちばしは大人になると、丸くなり、オスにいたってはピンクになって、ほっぺにもほう紅を彷彿とさせる白い点が出てきます。
だんだんオカマの道を歩んで行くのかと思ってしまいます。
この鳥は、托卵もそうですが、ほかの生き物に何かを頼むのが上手なんです。
さあ、もったいぶっておりましたが、ここからは、ミツオシエという名前の話をします。
このノドグロミツオシエ、学名がおもしろくてIndicator indicatorというんです。
Indicatorとは日本語で一言で言えば案内表示という意味で、
なんでこんな名前がついているかというと、この鳥、ミツバチの巣の材料になている蜜蝋を食べるんですが、巣の場所を人に知らせて、壊してもらってから食べるのでこんな名前がついているんです。
詳しく説明しますと、あらかじめミツバチの巣を探し当てておいて、ハチを食べる動物や人に近づいて、鳴いて注意を引くんですね、で、気がついたなと思ったらハチの巣の方向にいったん飛んで、戻って来て、動物がついて来ているか確認するそうなんです。
そして動物に巣を壊してもらって、その巣の蜜蝋を食べるというわけです。
なんて要領の良い鳥なんだろうと思いませんか?
さあ、ではこの鳥がどうやって人や動物にハチの巣があるよって知らせるか聞いてみてください。
さきほどのさえずりとは違った鳴き方をします。
なんか、ひぞひぞ話をしているような鳴き方ですよね。
なんだろなってついていってしまいそうになります。
さて、ミツバチの巣はどうやって探しているのかというのも気になるところです。
これはにおいで探し当てる、つまり嗅覚をつかっているということなんです。
蜜蝋なんて、消化しにくい食べ物なんですが、これをエネルギー源として利用してしまうのもこの鳥のすごいところです。
以上、今回は、頼み上手ノドグロミツオシエをご紹介しました。
NFAバードポッドキャスト、この番組はNational Forestry Authority と Nature Ugandaの協力でお伝えしました。
参考資料 Bird of East Africa (Book),
IUCN Red Data website,
The Birder's Handbook stanford(Paul Ehrlich, David Dobkin, and Darryl Wheye. 1988. Simon and Schuster, New York)
こんにちは NFA バードポッドキャスト、アフリカ、ウガンダから田中加奈子がお伝えします。
今日ご紹介するウガンダの鳥はノドグロミツオシエです。
これは木の一番上にとまって鳴いているときの声です。心地よい鳴き声ですねー
ノドグロミツオシエはキツツキ目ミツオシエ科の鳥です。
このミツオシエという名前がおそらくとても気になるところだと思いますが、その説明はちょっともったいぶってあとにします。
ミツオシエ科の鳥はアフリカではサハラ砂漠より南側の地域に約15種類分布しています。
オーリーブ色や茶色をしていてどれもものすごい地味ではありますが、尾羽の両端が白いラインで縁取られているのが特徴で、飛んだ時にそれが目立ちます。
このミツオシエ科の鳥はすべて、托卵するんですが、生まれたばかりのときは、くちばしがカギ状になていて、その先の部分でつついて他のヒナを殺すんですね。
そしてそのくちばしは大人になると、丸くなり、オスにいたってはピンクになって、ほっぺにもほう紅を彷彿とさせる白い点が出てきます。
だんだんオカマの道を歩んで行くのかと思ってしまいます。
この鳥は、托卵もそうですが、ほかの生き物に何かを頼むのが上手なんです。
さあ、もったいぶっておりましたが、ここからは、ミツオシエという名前の話をします。
このノドグロミツオシエ、学名がおもしろくてIndicator indicatorというんです。
Indicatorとは日本語で一言で言えば案内表示という意味で、
なんでこんな名前がついているかというと、この鳥、ミツバチの巣の材料になている蜜蝋を食べるんですが、巣の場所を人に知らせて、壊してもらってから食べるのでこんな名前がついているんです。
詳しく説明しますと、あらかじめミツバチの巣を探し当てておいて、ハチを食べる動物や人に近づいて、鳴いて注意を引くんですね、で、気がついたなと思ったらハチの巣の方向にいったん飛んで、戻って来て、動物がついて来ているか確認するそうなんです。
そして動物に巣を壊してもらって、その巣の蜜蝋を食べるというわけです。
なんて要領の良い鳥なんだろうと思いませんか?
さあ、ではこの鳥がどうやって人や動物にハチの巣があるよって知らせるか聞いてみてください。
さきほどのさえずりとは違った鳴き方をします。
なんか、ひぞひぞ話をしているような鳴き方ですよね。
なんだろなってついていってしまいそうになります。
さて、ミツバチの巣はどうやって探しているのかというのも気になるところです。
これはにおいで探し当てる、つまり嗅覚をつかっているということなんです。
蜜蝋なんて、消化しにくい食べ物なんですが、これをエネルギー源として利用してしまうのもこの鳥のすごいところです。
以上、今回は、頼み上手ノドグロミツオシエをご紹介しました。
NFAバードポッドキャスト、この番組はNational Forestry Authority と Nature Ugandaの協力でお伝えしました。
参考資料 Bird of East Africa (Book),
IUCN Red Data website,
The Birder's Handbook stanford(Paul Ehrlich, David Dobkin, and Darryl Wheye. 1988. Simon and Schuster, New York)