アフリカヒロハシは
ウガンダのどこで見られるの?
この鳥は、アフリカ大陸の真ん中部分、西から東に分布しています。
ウガンダは全域が生息範囲と言われています。
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こんにちは NFA バードポッドキャスト、アフリカ、ウガンダから田中加奈子がお伝えします。
今日ご紹介するウガンダの鳥は、 アフリカヒロハシです。
今日は、先にこの鳥の基本情報をご紹介します。
アフリカヒロハシは、ヒロハシ科の鳥で、アフリカ大陸のサハラ砂漠以南、ちょうど真ん中の部分に東西に広がって分布しています。
頭が黒っぽくて、お腹が白黒の縞模様ということで、阪神タイガースのユニフォームを着ている様な鳥なんですね。小さい鳥なんですが、おなかまわりがメタボ?と思わせるようにずんぐりしています。
ヒロハシという名前のとおり、平たく広がったくちばしをしているんです。
これが上下色が違いまして、上側黒、下側が白いのでオセロか?と思ってしまいます。
このくちばしで何を食べているかというと、蝶や蛾の幼虫や、蝶の卵を食べているんです。
普段はあまり動かないそうなんですが、獲物を捕まえるときは体型に似合わずすばやいんですね、ただ、早くつかまえようとあわててしまって、地面にぶちあたることもあるらしいです。
あわてんぼうなんでしょうね。
さて、このアフリカヒロハシはディスプレイフライトをします。
ディスプレイフライトというのは何かというと、鳥が求愛や威嚇を目的に飛ぶ、特別な飛び方のことで、鳥によっては8の字やらせんを描いたり、急上昇、急降下をくりかえしたりするんです。
鳥のガイドのジョニーよると、このアフリカヒロハシの飛び方は、円を描くように飛んで、ちゃんと元の位置にもどるというかわいらしい感じだそうで、威嚇というよりはファッションショーのモデルに近いと言っていました。
ただ、それだけならかわいいんで終わるんですが、このアフリカヒロハシは円を描く途中で音をたてるんだそうです。
しかも羽で。
お待たせしました、今日はその音を聞いていただこうと思って、後回しにしたんです。
今お伝えした事を頭に描きながら聞いてみてください。
ブルルルルルって、
これ、鳴いているように聞こえるんですが、図鑑やほかの鳥のガイドジョニーに聞いたところによると、羽で作り出された音ということなんですね。
びっくりですよね。なんか機械的。
この音は、鳥が羽を広げた時に一番端にある長い羽、初列風切という羽が風を切ることによってできる音ということなんですが、それにしても変わった音ですよね。
これは練習したら、うまくなっていくもんなんでしょうかね?
だとしたら訓練風景を見てみたいものです。
以上、今回は ウガンダの阪神タイガースファン、アフリカヒロハシをご紹介しました。
NFAバードポッドキャスト、この番組はNational Forestry Authority と Nature Ugandaの協力でお伝えしました。
参考資料 Bird of East Africa (Book), IUCN Red Data website,