キゴシヒメゴシキドリは
ウガンダのどこで見られるの?
この鳥は、アフリカ大陸の真ん中部分、西から東に分布しています。
ウガンダは全域が生息範囲と言われています。
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こんにちは NFA バードポッドキャスト、アフリカ、ウガンダから田中加奈子がお伝えします。
今日ご紹介するウガンダの鳥は、 キゴシ ヒメ ゴシキドリです。
キゴシ ヒメ ゴシキドリ、はハバシ ゴシキドリ科のヒメ ゴシキドリ属の鳥で、アフリカ大陸のサハラ砂漠以南、ちょうど真ん中の部分に東西に広がって分布しています。
嘴から尾までの長さが10cmと、アフリカにいる中でもとても小さいほうになります。
日本では、キクイタダキが最小の鳥と言われていますが、サイズはそれと同じぐらいです。
ちなみにアフリカで最小と言われているのは、カラハタオリという鳥で8cm、ウガンダでも観察されています。
森に棲むヒメゴシキドリの仲間はウガンダでは5種類ほど確認されていて、このキゴシ ヒメ ゴシキドリだけはの街中でも見る事ができますが、ほかの仲間は西部に行かないと見られません。
逆に、西部に行ったときは、どれも似通っているので、おしりの色と目の上と下に長くすっと伸びているラインの色で見分けます。
たとえばこのキゴシ ヒメ ゴシキドリなら、英語の名前がYellow-rumped Tinkerbirdという通り,おしりがあざやかな黄色をして、目のラインは白です。
他にはYellow-throated Tinkerbirdというお尻も黄色、目のラインも黄色のがいたり、Red-rumped Tinkerbirdというお尻が赤、目のラインは黄色なのがいます。
こんなふうに見分けるポイントを覚えて行くとバードウォッチングが楽しくなってきます。
ふだんは木の上のほうで、木の実を食べていますが、たまにアリなどの昆虫も食べます。
この鳥、この番組の鳥のガイド、ジョニーが英語版で話しているんですが、とてもなわばり意識が強いそうで、鳴きまねをすると襲ってくるそうです。あるときジョニーが友人を森でガイドしたときに、この鳥の鳴き声が聞こえたので、「この鳥は鳴きまねをすると襲ってくる」と説明したそうなんですが、友人が信じなかったらしんです。で、ジョニーがいたずらっぽく鳴きまねをしたら、鳴きまねが終わるか終わらないかぐらいの早さで友人を襲ってきたそうです。
英語ではBomb Diving と言うそうで、日本語に訳すと、急降下爆撃とでも言いましょうかね、、。
以上、今回は 小さいけれど頼れるガードマン、キゴシヒメゴシキドリをご紹介しました。
NFAバードポッドキャスト、この番組はNational Forestry Authority と Nature Ugandaの協力でお伝えしました。
参考資料 Bird of East Africa (Book), IUCN Red Data website