#10 セグロショウビン

ウガンダの悲しき口笛をきいてみよう !


https://www.dropbox.com/s/awb3jgh53vp099m/%2310%20%28JP%29%20Chocolate-Backed%20kingfisher.mp3?dl=0

                           


セグロショウビン
Chocolate-Backed kingfisher
(Halcyon badia)

写真提供:Mr.Martin Benadie
http://www.wilderness-collection.com/


セグロショウビンはどこで見られるの?

セグロショウビンは中央アフリカに分布しています。
ウガンダは分布の最東端にあたります。
美しいブドンゴフォレストで探してみましょう。



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セグロショウビン (Chocolate-backed Kingfisher (Halcyon badia)

こんにちは、NFAバードポッドキャスト、アフリカ、ウガンダから田中加奈子がお伝えします。この番組では毎回面白エピソードとともにウガンダで見られる野鳥を紹介していきます。
きょうご紹介するウガンダの鳥は セグロショウビン です。
セグロショウビンはカワセミ科ショウビン亜科ヤマジョウビン属の鳥です。
その名の通り、頭がチョコレート色をしていて、おなかは白く、赤いくちばしをしています。羽と尾羽に鮮やかな水色のラインが見られるのが特徴です。この水色の部分は、烏帽子鳥を紹介したときにお話したように、羽毛が光の加減でさまざまな色に見える構造色と呼ばれるものです。シャボン玉が光の加減でいろんな色に見えるのと同じです。
中央アフリカにすんでいて、ウガンダはその生息地域の一番東側にあたります。
ブドンゴ森林保護区という、マホガニーやアイアンウッドという名の、直径2m高さ50mぐらいの立派な木が見られる森があるんですが、たいてい、木の上のほうに留まってこんなふうにさえずるようです。

鳥の声

お聞きのように、大きな音からだんだん小さくなっていくのが特徴です。これならなんとか口笛を真似できそうな気がしますね。
カワセミの仲間ですが、森に住んでいるので主に昆虫を食べます。巣は主に木に作りますが、あり塚につくることもあるそうです。
ちょっと高いところにいるので、探すのは大変そうですが、チョコレート色と水色のちょっと変わった組み合わせを口笛で呼んでみたいものですね。

以上、今回はセグロショウビンをご紹介しました。次回をお楽しみに。
NFA バードポッドキャスト、この番組はNational Forestry Authority Uganda とNature Ugandaの協力でお伝えしました。