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この鳥は、ウガンダ南部の森で見られます。
マビラエコツーリズムサイト、ムパンガエコツーリズムサイトがおすすめです。
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こんにちは、NFAバードポッドキャスト、アフリカ、ウガンダから田中加奈子がお伝えします。この番組では毎回面白エピソードとともにウガンダで見られる野鳥を紹介していきます。
きょうご紹介するウガンダの鳥はズアカツグミヒタキです。
この鳥はツグミヒタキ属に属しています。名前から、いったいツグミなんだかヒタキなんだかどっちなんだ?と思ってしまいますよね、昔はツグミ科とされていたのですが、現在はヒタキ科の中に分類されています。
分類もかわるもんなんですね。
このツグミヒタキ属にはウガンダには8種類もいまして、これがどれも似たり寄ったりで、ほんとにガイド泣かせですが、白いまゆげのようなラインが目の上にあるものが多くて、なんとなく日本のホオジロを連想しちゃいます。
ツグミヒタキの仲間は小さい葉っぱや枝でおわん型の巣をつくることで知られていて、まるでかごを編んだかのように器用なつくりになっています。
通常2、3個の卵を産みます。
さて、ツグミヒタキたちの最大の特徴は、他の鳥よりもさえずりにバリエーションがあり、レパートリーを沢山持っていることです。お待たせしました。きょうはちょっと引っ張ってしまいましたが、ここでズアカツグミヒタキのメドレーをお聞き頂きます。
ズアカツグミヒタキのレパートリーの中から3曲聞いていただきました。ツグミヒタキの仲間は一説によると25種類以上も持ち歌があるそうなんです。こんなにレパートリーをもっているのにはやはりいいことがあるからで、それはなにかというと、メスに対して、いろんな曲を披露する事に寄って、自分が経験抱負で、そのテリトリーで生き残る術を持ったオスだとアピールできるからなんですね。ヒット曲をたくさん持っている歌手と同じなんですね。
そして、この鳥はものまねも上手です。同じ生息地に棲む他の鳥のさえずりをまねる事で、天敵やライバルに自分の存在をわかりにくくするという戦略を立てているんですね。
何分にもなる長い曲を歌う事もあるようです。
いや〜、ジャイアンみたいなリサイタルじゃ困りますけど、ツグミヒタキたちの歌をずっと聞いてたら、癒されそうですね〜。
以上、今回はツグミヒタキの仲間をご紹介しました。次回をお楽しみに。
NFA バードポッドキャスト、この番組はNational Forestry Authority Uganda とNature Ugandaの協力でお伝えしました。