カンムリクマタカ メス |
この鳥はウガンダのどこにいる??
カンムリクマタカはアフリカの赤道付近に分布しています。ウガンダでも森林地帯をすみかにしており、NFAの保護区では、ブドンゴエコツーリズムサイト、マビラエコツーリズムサイトで確認されています。
鳴き声を真似すると、姿を現すことがあります!
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こんにちは、NFAバードポッドキャスト、アフリカ、ウガンダから田中加奈子がお伝えします。
この番組では毎回面白エピソードとともにウガンダで見られる野鳥を紹介していきます。
きょうご紹介するウガンダの鳥はカンムリクマタカです。
カンムリクマタカは、森に棲む鳥でアフリカで見られる猛禽類のなかでもかなりサイズが大きいほうです。
ほかの鳥と同じように、オスよりもメスのほうが体は大きくて、くちばしから尾までの長さが1m弱、羽根を広げたときの長さは1m80cmもあります。
子どもの頃は白っぽい羽根を持っていますが、3−4才ぐらいで大人の茶色い羽根に生え変わっていきます。
この鳥、卵を産むのは一年おきで、ふつう2つぐらい卵を産みますが、たいていの場合巣にヒナは一羽しか残っていません。なぜかというと、実は最初に生まれるか、後に産まれるかが運命の分かれ道で、2番目に生まれたヒナは、ほとんどの場合、最初に生まれたヒナに食べられて死んでしまうからなんです。
一羽になったヒナがそのまま何事もなく大人になれる可能性も低いので、全体的に生息数はあまり多くなく、推定で多くても世界で50,000羽ぐらいだろうといわれています。
この鳥、なんと食べ物の90%は哺乳類で、霊長類(サルの仲間)をつかまえて食べているんです。このカンムリクマタカたちの巣の近くでなんと300近くもサルの頭蓋骨がみつかったという学者さんの記録も残っています。
サルってすばしっこいですが、どうやってつかまえているのか、チャンスがあれば見てみたいですね!
以上、今回はカンムリクマタカをご紹介しました。次回をお楽しみに。